よくあるご質問 Q&A トラブル対処

01 準備と確認でトラブルは回避できる!

ほとんどのトラブルは確認をすることでトラブルを回避することができます。ダイビングをする前に使用する器材をしっかり確認をする。ダイビングライセンス講習時に習ったプレダイブセーフティーチェックをエントリー前にバディと行う。これを行うことでエントリー前に多くのトラブルを回避することができます。少しでも不良がある器材がある場合は予備と交換しましょう。レンタル器材を使用している場合は担当のスタッフに報告して交換してもらいます。古い器材を使用しているショップ様の場合は要確認が必要です。エアーが漏れていたり、ホースが劣化しているのに「そのぐらい大丈夫です。」というショップさんは要注意!大丈夫ではないから異常がみられるのです。命にかかりますので呼吸器(レギュレーター)の確認は特に気を付けて下さい。

02 エア切れにならないように!

水中で危険度が高いのがエア切れです。インストラクターやバディが近くにいる時はバックアップ空気源での浮上(バディにオクトパスをもらう)や比較的に水深が浅井場所6~9mくらいであればコントロールされた緊急スイミングアセント(息を吐き続けながら浮上する)を使って安全に浮上することができます。

残圧計を見ずにダイビングしていたら残圧が0なんてことにならないように安全管理をすることが大切です。難しいことはありません。こまめに残圧計を確認するだけです。自身の残圧を把握しながらダイビングすること癖付け、少なくなってきたら報告する癖も付けましょう。

バックアップ空気源での浮上:インストラクターやバディが近くにいる場合は、相手からオクトパスを貰う方法です。一般的には黄色のホースなど(異なる場合有)カラーホースで目立ちやすくなっております。エアを貰ったからといってそのままでは外れてしまう危険性があります。ホースの長さには限りがありますので、相手のBCDを持ったり・相手の腕をホールド(腕と腕を掴む)して口からオクトパスが外れないようにして下さい。しっかり相手とコンタクトを保つことが重要です。

コントロールされた緊急スイミングアセント:このスキルはバディが近くにいない場合と比較的水深が浅い場所で使用するスキルです。息を止めた状態で浮上すると減圧症や過膨張障害などのリスクがあります。浮上時は息を止めないように少しでも吐き続けながらゆっくり浮上しましょう。

浮上後の浮力の確保:水面まで浮上できたからといってまだ油断してはいけません!浮力の確保が大切です!エア切れ状態では吸気ボタンを押してもBCDに空気が入りませんので、自身でBCDを膨らませなければいけません。手順としては排気ボタンを押しながら吹き出し口に口を付けて吹き込みます(オーラルインフレーション)吹き込んだ後はそのままボタンを押してると排気してしまうので、吹き込み時だけ排気ボタンを押しましょう。なるべくはやく数回繰り返して浮力の確保を行います。もう一つの方法としてウエイトベルトを外して(エマージェンシードロップ)落とす方法でも浮力の確保ができます。排気ボタンの不具合やBCDに穴が開いていたりする時は吹き込んでも空気が漏れてしまうので、その場合はウエイトベルトを外す方法が適正です。

03 水中で迷子にならないように

水中で迷子になるとかなり焦ると思います。魚に夢中になってしまったり、水中カメラに夢中になってしまったり、一番よくないのは自分勝手な行動(単独行動)することで迷子になってしまう可能性が高まります。水中世界はとても楽しいので夢中になってしまいがちですが、楽しいダイビングから危険なダイビングにならないようにインストラクターやバディから離れないように安全にダイビングを楽しみましょう。

もしも迷子になってしまったら:まずは止まって落ち着きましょう。焦るとパニックになって冷静な判断ができなくなります。ゆっくり落ち着いて呼吸をします。落ち着いてきたら周囲を探してみる。あまり動き回らない程度に約1分ぐらい探します。ダイバーのグループを見つけるコツはダイバー吐く泡の塊です。エアが少なくなってきたり、約1分ほど経っても見つからなかった場合は水面の安全確認をしっかりしながら安全な速度で浮上しましょう。

水面まで浮上したら浮力の確保をしてその場所で待ちます(インストラクターやバディも同じ行動を取ります)数分経っても合流できない場合はエキジット方向にコンパスを合わせて水面移動して戻りましょう。

ドリフトダイビングの時は要注意です。経験が浅い方はインストラクターやバディからほとんど離れないように付いていきましょう。潮の流れが複雑なポイントもありますので、広がり過ぎると自分だけ強い流れのコースを泳いでたり、逆に流されたりすることもあります。対応方法はほとんど同じですが、しっかりブリーフィングを聞いてそのポイントの対応方法を確認して下さい。万が一迷子になってしまった場合は浮上する際、シグナルフロートを膨らませてから浮上しましょう。

私がガイド中に迷子になったお客様は0人です。万が一の対応方法として覚えておいてください。これからも安全にダイビングを楽しみましょう。

04 呼吸器のトラブル対処

定期的なオーバーホールを怠ると呼吸器(レギュレーター)のトラブルが発生することがあります。水中で呼吸器は吸えなくなるということはありません。安全の為構成上、故障する時は空気が出続ける(フリーフロー)状態になります。この現象はオクトパスなどの口の部分を上に向けてる状態でエントリーすることでも起こりえる現象です。その場合は下を抜けるか口の部分を手で防ぐと止まります。

ダイビング中、急にフリーフローした場合:そのまま呼吸をくわえているとリスクがあります。そもそも高圧がかかるのでその状態を維持することは困難ですが。マウスピースが外れてしまったり、肺の過膨張障害をおこしてまう可能性があります。対応方法としては呼吸器のマウスピースを半分だけくわえます。必要な空気だけ吸い込み、余分な空気はそのまま逃がして呼吸を継続します。そのままダイビングができるからといって継続してはいけません!フリーフローしてる状態はエアー消費がはやいので、安全な速度で浮上しましょう。エアが持たないようでしたらバディにオクトパスをもらうようにしてください。その後の対応方法は02エア切れにならないように!を同じです。オーバーホールは年1回行うことをお勧め致します。

05 マスクのトラブル対処

マスク関係のトラブルで多いのはマスクが曇った・マスク内に水が入るなどです。マスクが曇る原因として考えられるのは曇り止めをしていない、鼻から排気している、マスクレンズの内側に油膜が付いているなどが考えられます。特に新しいマスクは油膜が付いているので曇り止めが効きません。歯磨き粉で数回マスクレンズの内側を磨くことによって、曇り止めが効きやすくなります。あと前回まで曇らなかったのに今回は曇るという方もいらっしゃいます。その場合も歯磨き粉で磨きましょう。女性の場合は日焼け止めが付いたりして効きにくくなったりとか、器材洗いする時の水槽が汚れていて油膜が付いたりすることもあります。

水中で曇った時の応急処置:マスクの中に少し水を入れます。水で流してたらマスククリアをしましょう。一回曇りはじめるとそのダイビング中は何度もやらないと曇ってしまいますので、定期的に行いましょう。

マスククリアのやり方:マスクの上の部分を少し浮かせて水を入れます。水で洗い流して曇りがとれたらマスクのフレーム(硬い所、プラスチックのとこ)を押さえて鼻から息を出します。そうすることにより空気と水がほうれい線のところから流れ出ます。少し上を見上げるようにすると抜けやすいです。

マスクに水が入る原因:考えられるのは髪の毛が入っている、マスクの位置がズレている、シリコンの内側が曲がった状態で付けている、ダイビング中鼻から排気をしてマスクの位置がずれるなどが考えられます。女性で髪の毛が長い方は髪の結び目も位置も大事になります。

06 BCDのトラブル対処

BCD関係のトラブルで考えられるのは、BCDのどこかに穴が開いていて空気が漏れる、吸気や排気ボタンが正常に機能しないことが考えられます。エア漏れをしている場合や排気ボタンが押しっぱなしの状態で戻らなくなった場合はいくら浮力調整(吸気)をしても中性浮力が取れません。フィンキックで対応することはできますのが、とても疲れます。足が吊ったりすることもありますので、浮上して予備のBCDと交換しましょう。

一番怖いのが吸気ボタンが押しっぱなしの状態で戻らなくなることです。このような状況になった場合、シリンダー(タンク)とBCDが一体型になっているためエア切れになるまで空気が入り続けます。根本的な原因を取り除く方法は空気を送り込まれないようにすることです。その方法として直ちに中圧ホースを外しましょう!これで空気が自動的に送り込まれる心配はなくなります。

07 足が吊った時の対処法

スポーツ経験者ならご存知の方もいらっしゃると思いますが、寝不足や水分不足が原因でも足がつることがあります。ダイビング中は足ひれを動かして進みますので筋肉が緊張して、足の裏や足の指、ふくらはぎがつったりします。

足が吊った時の治し方:ダイビング中に足がつってしまった場合はフィンの先端をつかんで足の筋肉を伸ばします。ゆっくりじわじわと手前に引っ張って十分に時間をかけて伸ばしましょう。また、太ももの裏側がつってしまった場合は片手でフィン先を引っ張り、もう片手で膝を伸ばして裏側の筋肉を伸ばします。体が硬い方はいきなりフィンの先端を掴むのは難しいかもしれません。その場合は膝を曲げてフィンのかかとを掴み、そのままフィンの先端までスライドさせると楽です。どうしても自分で治せない場合は安全な水底に着底するか、浮上して浮力の確保をしてバディの助けを借りましょう。

08 水中で拘束されてしまった場合

ロープや漁網等に近づいてレギュレーターやシリンダーバルブ(タンク)に引っかかってしまった場合は、慌てず、バディに合図を送って取り除いてもらうことが一番簡単な解決策です。どうしても自分一人で解決しなくてはならない状況の時はBCDの脱着を行い拘束物を取り除きます。

BCD脱着:まず前面のバックルやマジックテープなどを外します。その後BCDを脱ぎますが、必ず左側から脱ぎましょう。呼吸器(レギュレーター)のホースは右側から出ていますので、誤って右側から脱いでしまうと呼吸器が外れてしまう可能性があり、とても危険です。拘束物を取り除くまではどちらかの手で必ずBCDやシリンダーを持っていること。絶対に離さないように注意して下さい。浮力の関係上急浮上してしまう危険性があります。拘束物を取り除けたら、脱ぐ順番とは逆の順番に着ていきましょう。もがいたり、パニックになって変な行動をとると余計悪化してしまう可能性があります。慌てず冷静な判断が大切です。

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